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2021.10.11

少しマニアックなVEZELのお話

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  • あざみ野店

 高い注目を頂いている新型VEZEL。日々の生活を豊かにと言う意味で“AMP UP YOUR LIFE”(AMP=アンプ 増幅するの意味)の開発コンセプトを持っており、SUVとクーペを融合した洗練されたデザインや室内空間、機能や装備を充実させ非常に魅力的な車種であると思います。

普段VEZELをご覧頂く時、スタイリングや装備面などに注目される事が多いと思いますが、今回はVEZEL e:HEVをサービスの高木がメカニックの視点から少しマニアックな部分で魅力をお伝え致していきます。

動力性能面

 ガソリンエンジンと2つのモーターを備えたハイブリッドシステムですが、先代モデルと大きく異なる部分は、モーターそのものが変速機の役割を果たしている部分です。先代モデルもオートマチック本体にモーターが組み込まれていましたが、モーターだけでの走行領域は条件が限られた範囲でのものでした。今回は変速機そのものをモーターとし、走行用として活用する事で燃費性能や静寂性に大きく貢献しています。また、モーターを動力で活用するメリットの一つとして最大トルクを瞬時に発揮できる点です。ガソリンエンジンはアクセルを踏み込む事で、吸い込む空気とガソリンの量を増やしながら加速します。エンジンの回転が上がることで出力を増していくので、発進や加速時は多くアクセルを踏み込む必要がありますが、モーターの場合は電気を加えた瞬間から最大回転力(トルク)を発生する特性があります。VEZEL e:HEVに搭載されているガソリンエンジンと、モーターの発生トルクを比較してみると…

ガソリンエンジン 最大トルク:127Nm/4500~5000回転

モーター 最大トルク:253Nm/0~3500回転

  • 1Nm=1m先にある約1Kgの物体動かす力の単位

となっています。モーターはガソリンエンジンよりもトルクが高く、なおかつ0回転から最大値を発揮している事が分かります。最大トルクは動力源が一番効率的に動いている部分なので、モーターはそれを瞬時に発揮できるのです。余談ですが、一般的に電気が伝わるスピードは秒速30万Kmと言われています。0回転からでも最大トルクの発生は納得です。更にモーターは振動が殆ど無い事もメリットなのでスムーズで力強い発進、加速が実現出来ます。エンジンとモーターを協調させ、ありとあらゆる走行シーンで快適な運転がお楽しみ頂けると思います。

車体性能面

 スムーズで効率的な動力機構を収める車体、受け止める足回りは果たしてどうでしょうか?車体の骨格は先代モデルベースにしながら、「超高張力鋼板」と呼ばれる軽量でありながら高い剛性を持つ部材を約20%程使用箇所を増やしています。衝突安全以外にも軽量でねじれに強く、振動や騒音の発生を抑える工夫が多く加えられています。

 サスペンションについても先代の形式を継承していますが、各部の形状や部品材料の変更、取り付け箇所の強化は勿論ですが、生産工場で組付けの際、実際の使用状態に近い荷重を車に乗せて取り付けを行う事で、よりスムーズにストレスが少ない乗り心地を実現するための手法が取られています。この方法は今までの車種では採用されていなかった為、生産にもこだわりが感じられます。

乗り心地や操作性をより引き立てるために、電子制御も進化しています。ブレーキを踏まなくても曲がれるカーブでも、思い通りの走行ラインを描けるようにカーブの内側の前輪にブレーキ制御を入れて安定し、よく曲がる「アジャイルハンドリングシステム」と呼ばれる機能持たせています。

人や物を運ぶ役割だけでなく新型VEZELは一人でも、みんなでも快適に安全で楽しく走れる工夫も随所にちりばめられています。

「PLaY」

「PLaY」は新型VEZELのグレードの中の一つにあるのですが、私自身この車をじっくり体感してみたところとってもピッタリな名前だと思いました。

今回は装備や仕様と言った部分とは違った観点からご紹介しましたが、スマートフォンと機能が繋がる「HONDACONNECT」、今では欠かせない安全機能「HONDA SENSING」、両手が荷物いっぱいでも荷室にアクセスできる「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」、快適な室内デザインの実現など、書ききれない魅力を多く持っています。きっと多くの方に便利で安全に楽しく「PLaY」して頂けるのではないでしょうか?

あざみ野店でもご試乗車をご用意しておりますので、是非一度ご体感下さい。

CREDIT:writer & Photo M.takagi
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