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2026.03.05
こんにちは、Honda Cars 神奈川北の広報担当・石井です。オートサロンでの発表から時が経ち、ついにそのベールを脱ぐ時が来ました。新型EV、その名も「Super-ONE(スーパーワン)」。
すでにHonda公式サイトでティザーをご覧になった方も多いかと思いますが、「N-ONEに似た可愛いEVが出たな」くらいの印象で止まっていませんか? 実は、この車の開発背景を深く掘り下げていくと、ホンダがこの一台に込めた「異常なまでの本気度」が見えてくるんです。

Super-ONEのルーツを辿ると、非常に面白いエピソードに行き着きます。もともとは「N-ONEをベースに、最高に面白いEVを作ろう」というプロジェクトからスタートしました。
エンジニアたちが求めたのは、ただの移動手段としてのEVではなく、「ガンガン走れる、操る楽しさが突き抜けた車」だったといいます。そして、コーナリング性能を上げるためにタイヤの幅(トレッド)を広げ、踏ん張りを効かせる構造を突き詰めていった結果……出来上がった形は、かつての名車「シティ・ターボII(通称:ブルドッグ)」にそっくりになったのです。
「ブルドッグをリメイクしようとした」のか、「走りを追求した結果ブルドッグになった」のか。諸説ありますが、私は「走りの本質を求めた結果、40年の時を経て同じ答えに辿り着いた」という必然の物語に、ホンダのDNAを感じずにはいられません。

このSuper-ONE、可愛い見た目とは裏腹に、中身はとんでもない「モンスター」です。実は、ホンダがこれまで市販してきた歴代の全車種の中で、「数値上の回転性能が最も高い」のが、このSuper-ONEだそうです 。あのNSXや、S660をも凌駕するハンドリング性能を秘めているというから驚きです。
その驚異的な走りの秘密は、EVならではのパッケージングにあります。車体中央に重量物のバッテリーを配置して重心バランスを最適化し、さらに足回りを外側へ広げた「ワイドトレッド」を採用することで圧倒的な踏ん張りを実現しました。ステアリングを切った瞬間に「ギュン!」と曲がる異次元の旋回性能は、まさに中身が純粋なスポーツカーそのものと言えるテクノロジーの結晶です。

デザイン面でもう一つ注目してほしいのが、印象的な「バイオレット(紫)」のカラーリングです。この色には深い意味があります。開発者によると、それは「地上から空に向かって昇っていく雷」をイメージしているのだそうです。通常、空から降る雷は赤やオレンジに見えますが、地上から突き抜ける雷は紫に見える。この「常識を突き抜けていく」「上向きのエネルギー」こそが、EV時代の新しいホンダの象徴なのです。
ちなみに、かつての「ブルドッグ」もシートに紫やブルーを採用していました。40年前の遊び心と、最新のEV思想が、この「色」を通じて見事にリンクしています。

「EVって静かでスムーズだけど、運転する楽しさはどうなの?」と思っている方にこそ、このSuper-ONEに乗っていただきたいです。
この車が目指したのは、加速の速さだけではありません。アクセルを踏んだ時の感触、ステアリングから伝わる手応え、自分が車を操っているという確かな「フィードバック」を五感で感じられる車に仕上がっています。
かつて、Hondaのシティが「ムカデダンス」のCMや、トランクに積める「モトコンポ」で日本中をワクワクさせたように、今度はこのSuper-ONEが、EV時代の新しいワクワクを届けてくれるはずです。
現在、ホンダの特設サイトではティザーも公開されていますのでチェックしてくださいね。先人たちが作った「ブルドッグ」の魂を受け継ぎ、現代の技術で本気で作られたこの車。私たちと一緒に、新しい時代の走りを楽しみましょう!
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