私がクルマが好きな理由。
カーライフスタイル紹介メディア
2021.05.14
こんにちは。向ヶ丘店です。
最近は厳しい寒さも緩和され過ごしやすい日々となっておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。前回はみなさまの愛車の「下回り点検」をご紹介させて頂きました。今回は「エンジンルーム点検」の様子を皆様にお伝えできればと思います。
今回はNシリーズ最新作となるN-ONEのエンジンルーム内を点検していこうと思います。ポイントとなるのは「消耗品のコンディション」です。車の大きな機構、エンジンやミッションが不具合を起こす大きな原因は消耗品の不良です。大きなトラブルになる前に日頃から見ておきましょう。
では早速診ていきます。
まずは油脂類のチェックです。エンジンルーム左から順にご説明いたします。
こちらはウインドウウォッシャー液タンクです!
中に青く見えている液がウォッシャー液です。点検時は必ず補充をしてお返しいたします。当たり前のことではありますが、運転していてガラスが汚い、見えない、と感じて急を要する事態です。そのためにウォッシャーを噴射します。が、ウォッシャー液が出ない・・・となれば安全確保できません。最新の安全装置以前の問題です。いろいろなタイプ、成分のウォッシャー液が販売されています。弊社では基本的にお水に近いものを充填しております。
その隣にあるのがブレーキオイルタンクです。
基準値内の量が入っているか、汚れの状態を確認しております!
ブレーキオイルの天敵は「水分」です。ブレーキオイルは吸湿性があり、劣化すると水分が混入してしまいます。ブレーキを多く使う下り坂では、オイル自体が高熱になり水分が沸騰し、気泡が生じる場合がございます。そうなるとブレーキの効きに直接影響してきます。また、長期間の使用による劣化でブレーキのゴム部品にも悪影響が生じます。
写真左下にあるオレンジ色のタブが「レベルゲージ」と呼ばれる部品で、エンジンオイルの汚れや量を確認する「ものさし」のようなものです。このゲージをもとに、汚れや量に合わせた交換のご提案をさせて頂きます。
エンジンオイルは初めから無色透明ではありません。「お車に適合したエンジンオイル」ごとに色は異なります。したがって一見すると初めから「うす茶色く」見える「きれいなオイル」の場合もありますので、コンディションを正しく判断でできる専門スタッフの判断が重要となります。お客様ご自身が確認されてお分かりにならなければ、スタッフまででお問い合わせください。
続いて「エアクリーナー」です。
エンジン内に綺麗な空気を取り込むために空気をろ過しているフィルターです。「エンジンのマスク」といってもいいでしょう。
こちらがエアクリーナーです。
定期的な清掃をすることで燃焼効率(燃費)の低下につながります。
お次はバッテリーのチェックです。
基本中の基本、初めに取り付けにゆるみがないかのチェックを行い、その後、電圧のチェックを行います。家電でいいますとのコンセントがささっているか・・・です。
そして、専用のテスターで詳しい電圧と充電量を点検します。
車種によって、ガソリンエンジン、ハイブリッド、アイドリングストップ、など性能、構造が様々です。その性能に合ったバッテリーが装着されているため、性能に合わせた測定をしなければなりません。測定した時点だけで判断するのではなく、エンジンが冷えている状態を想定して計測する必要があります。そうなると、少々、難しくなってきますね。
真冬、真夏、になる前にきちんとした専門家の測定をしておくようにしましょう。
お次は冷却水である「ラジエーター液」の点検をします。
エンジンの冷却を行っておりオーバーヒートを防いでおります。なんといっても量です。量が減っていれば意味がありません。また、ラジエーター液で密閉された管の中に空気が入っていたら大変なことです。人間でいえば血管内に空気が入っていたら一大事なのはお判りでしょう。また、点検や交換を怠るとラジエータータンクを破損させてしまう恐れもあり、液の漏れに繋がります。液量確認と経年劣化の進み具合を確認することがとても重要となります。
前回ご紹介した下回り点検と同様に、エンジンルームの定期点検はお車を安心してお乗り頂くうえで非常に重要なメンテナンスでございます。また、お客様お一人おひとりお車に対する想いは変わります。そのお客様お一人おひとりの想い、お車一台一台のご機嫌、をうかがいながら、最適なコンディションにできるようサポートしてまいります。
お客様のお車の最適なコンディションは、お客様の快適と、そして、私たちが生活する地球の自然環境にもやさしくなります。視点を変えてお車のメンテナンスをすることもよいのではないでしょうか。より一層、気持ちよくドライブできるようになることでしょう。
ご自身のお車のメンテナンスご希望の方は、ぜひ、KANAKITAメンテナンスをご利用くださいませ。
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