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キャンプの魅力は、千差万別、人それぞれの魅力があることと思います。しかし、多くのキャンパーが共通している「魅力」の一つが「焚火」ではないかと思います。今回は「焚火」についてお話していきましょう。

火を焚くこととは

ゆらゆらと燃える火を見ていると、いつの間にか、ぼや～っと見つめ、どこか遠くに心が行ってしまいます。まさに無心状態。また、時には、日常で起きていることを振り返ったり、家族や友人のことを思い出したり、日常では考えることができないことを、自然と考えていたりしてしまいます。そんな風に焚火をしていて、個人的に私の行きつくところは、「明日からまた頑張ろう！」と自然に思うことが多いです。どうしてなのかと調べてみましたが、そのゆらゆらと燃える火の光が、本来、人が持っている体のリズムと同じリズムで、本能的に快感や快適を得られるようです。ですから、ゆらゆらする光、ぱちぱちとする音、を得るために焚火をする必要があるのだと思います。

薪に種類がある？

薪には大きく分けて2つあるのはご存じでしょうか？針葉樹の薪、広葉樹の薪です。
針葉樹とは杉や松で、葉の形が針のように尖って細くなった樹木で、広葉樹はケヤキやカシで、葉が手のひらのように大きく広がっている樹木ですが、この2つの使い分けをすると焚火も楽しくなります。その理由は燃える速さが違うから。針葉樹の場合は油分や空気を含んでいるため、メラメラと一気に燃えるイメージです。焚き付け時に適していますね。広葉樹は針葉樹に比べて幹の密度が高いためトロトロとゆっくりと燃えるイメージです。火力が安定しているので料理などに向いていますね。先にもお話したように火の光が体内のリズムに合うことが大切なので、お好みも分かれるのかもしれませんね。少し拘ることで焚火も楽しくなるでしょう。

焚火の時はご注意を

焚火をすると癒されることだけではありません。なぜなら、火は危険なものでもあります。もちろん、飛び火しないように焚火をするのは当たり前だと思いますが、実は慣れていないと悲しい思いをします。それは、衣類に穴が開いてしますことがあるからです。「火の粉」です。パチっの音とともに火の粉は飛びます。気温が低ければウィンドブレーカーなどを着て焚火すると思います。火の粉がナイロン素材衣類につけば一瞬で穴が開いてしまいます。しかも焚火中のその時は夜で暗く穴に気付きません。気分よく自宅に帰って着替えてみたら穴だらけ・・・なんて悲しい事実を知ります。焚火の際は、そんな風にならないように綿素材の衣類やブランケットを羽織ると比較的予防できるのでおすすめいたします。

最後に・・・

キャンプと聞くと大掛かりを想像される方もいらっしゃるでしょう。しかし、焚火は面倒なこともなく気軽にできます。人類が１００万年前に火を使いだし、火の使い方とともに生活が進化してきました。お時間つくって人間の原点にタイムトラベルしてみてもよいのではないかと思います。