私がクルマが好きな理由。
カーライフスタイル紹介メディア
2023.03.05
本来であれば、釣れる時間帯などを考慮して自宅を出かける時間を決めるのですが、私は「慌てず・騒がず・落ち着いて・魚に会いに行く」スタイルですから、いつもより少しだけ早く起きて、体に負担がないようにお出かけです。伊豆までも道のりは約2時間。左に海を眺めながら海岸線をのんびり南下していきます。この時間は、音楽を聴きながら、頭の中は釣れるイメージだけ膨らませてココロウキウキで最高の時間となります。
今回のお相手はカワハギさん。カワハギは1年通して釣りを楽しめる魚です。その中でも冬にむけての秋が旬だとされています。その理由は、キモと呼ばれる肝臓が大きくなり、食べると濃厚な味わいのため、多くの釣り人が「キモパン」のカワハギを狙います。そしてもう一つ、夏が旬ともいわれているのはご存じでしょうか?その理由は、カワハギの産卵は夏ころで、カワハギは産卵前にたくさんのえさを食べ、栄養を蓄え体格も大きくなりるのです。ですから真っ白な身は、たんぱくでありながら、弾力も強く、とっても多気ごたえが味わえるようになります。ですから、夏になる前の4~5月がシーズンとなります。今回は一足先に事前調査兼ねてのカワハギ釣りとしました。
カワハギは海底が砂と岩礁の混じっているような環境に多く生息しており、海水温度によって深さが変わります。魚探と呼ばれる海底を確認するソナーの情報をもとに、ポイントへ向かいます。伊豆の海底は、陸の山や谷、溶岩でできた岩場と同じように形成されています。そのため、港から数分船を走らせると、海底の深さは数百メートルとなります。今回のカワハギは数十メートルが生息域のため岸からは数十秒のところがポイントとなります。岸から「おーい♪」と声を掛けたら話ができる距離です。
仕掛けを下ろしてすぐに「あたり」が。カワハギ釣りの醍醐味はこの「あたり」です。口が小さく、小鳥がえさをついばむように、カワハギも餌のアサリををついばみます。そのため、ついばんでいる「あたり」をロッドに感じる「こつんこつん」「もぞもぞ」に合わせて合わせます。今回はあたりは少ないものの、カワハギがおなかが減っているのか、餌をついばんだ直後に一気に食い込んできました。そのあとは一気に逃げようとするため、細い糸が切れないように徐々に釣り上げていきます。海面に姿を見せたカワハギは、海底の砂の色のように白ぽく、手のひらよりも大きいサイズ。そして、おなかはパンパンに膨れ上がってまさに「キモパン」状態でした。その後も、ぽつぽつとカワハギを釣ることができ、数日食べることを楽しめる数が釣れたので早々に帰港しました。
釣りを十分楽しみ、体力を残したまま帰宅することにしました。私は釣った魚をよりおいしくいただくために、魚に合わせて調理し、熟成させていいただくことにしています。そのためには、キッチンで調理時間と、家族とお出かけの思い出話も大切にしています。これを怠ると・・・。魚はおいしくなく、家族にはブーイングの嵐となり、せっかくの楽しい思い出が台無しになりますから・・・。
今回は釣りでしたが、その他のことでも、季節を感じることはできます。ただ出かけるのではなく、ちょっと季節を意識して「旬」なことを見つけにでかけてみてはいかがでしょうか?