私がクルマが好きな理由。
カーライフスタイル紹介メディア
2023.03.21
今回は車の防犯についてお話してみましょう。ちょっとその前に、車の犯罪やトラブルについて振返ります。まず思い浮かぶことは、いたずらで車体にキズを付けられてしまう「いたずらキズ」、車内を荒らされる「車上荒らし」、そして、車ごとを盗まれてしまう「車両盗難」などが一般的に思い浮かぶことでしょう。私も一般的には同じように思います。しかし、上げたもの以外に意外なモノがたくさん盗難されているのです。ご存じですか？それはナンバープレートです。
ナンバープレートを盗むなんて？と思うかと思います。私もそのように思っていた一人です。実は盗難車両に盗難したナンバープレートを取り付けて移動させるのです。その後、海外に販売したり、分解して部品を販売したり、さまざま形になりどこかに運ばれてしまいます。それではなぜナンバープレートを変えるのか？それは近年は、ドライブレコーダー、ETC、路上に設置されたナンバー認証システムなどが、数多く張り巡らされており、盗難車両をそのままのナンバーで走行することで、すぐに見つけることが出来ます。盗んだ人からすれば、すぐに見つかってしまうということです。ですから、全く関係のない車両の盗難したナンバープレートを必要としており、人気車種や高額車などの品質に関わらず、ナンバープレートを盗まれることがあるのです。
盗まれた場合とても面倒なことになります。まず、公道を走れません。ですから、警察に盗難届をするために警察署には車いくことが出来ません。もちろん事情聴取もありますから、時間がかかります。そして、次にナンバーを発行する手続きがあります。発行するには必要な書類をそろえ、役所で仮ナンバーを取得し陸運支局に向かいます。しかし、陸運支局が遠かったりご自身で手続きが不安な場合、一般的には車屋さんに依頼します。持ちろん手続き費用がかかりますから出費も多くなってしまいます。これだけでも時間と費用がかさむことがわかるでしょう。まだまだ面倒なことは続きます。ナンバープレートを再取得しました。その後ナンバープレートで申請していたもの変更手続きがあります。例えばETC再セットアップ手続き、任意保険ナンバー変更手続き、などが続き、時間と費用がさらにかさみます。いかがでしょうか？盗難に遭った場合とても面倒なことになることにお気づきになられたでしょうか？ご説明したことはほんの一部です。そもそも、ご自身のナンバープレートが犯罪に活用されていると思うと恐ろしくなります。ですから、ナンバープレートが盗難されないようにすることは大切なことなのです。
防犯のために有効なものは「ナンバープレートロックボルト」です。特殊な工具でないと外すことのできないボルトでナンバープレートを固定します。この特殊工具は商品一つ一つ個別のカギのようなものになっており、簡単に外すことが出来ませんから安心です。そして、このボルトは犯人も知っています。ですから、防犯意識の高い車と認識されるため、ナンバーの盗難はもちろん、その他のいたずらや損害も防ぐこともできるといわれています。
意外と盲点だったりするナンバープレートの防犯をお話いたしました。ぜひこの機会に愛車の防犯について考えてみてはいかがでしょうか？
