- 豪雨や凍結などの気象情報を、ナビに通知する。
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2021.01.15
ホンダカーズ 神奈川北 U-select横浜青葉店の馬場功之と申します。ホンダのナビゲーションと他社製品との優位性についてご案内するシリーズの、今回は第2回として、今回はインターナビ災害情報提供について、ご案内いたします。
前回の記事はこちら
インターナビ災害情報提供とは、様々な災害情報をナビを通じて情報発信を行い、ドライバーへの注意喚起を促すことを可能としている機能です。どのような災害情報を発信しているかというと、主に以下のことが挙げられます。
インターナビには地震発生時、家族にクルマがどこにいるか、安全であるかをお伝えする位置情報付き安否連絡という機能があります。
地震発生、もしお車が震度5弱以上エリアにいた場合に、事前に登録した家族のメールアドレス宛に、最新の通信位置を知らせします。「要支援」「大丈夫」などといった安否連絡を同時にお伝えるするという機能です。
震度5以上の地震が発生していない、あるいは震度4以下のエリアにいる際も、目的地やそのルート上に強い地震発生のエリアに含まれている場合は警告を出す仕様となっています。
それだけではなく、インターナビのドライブ情報は災害救助の観点からも重要な情報源として機能しています。災害時、実際の通行実績データが通行実績情報として、Google Mapへ掲載することがあります。災害発生時にホンダインターナビが搭載されているお車の情報を集約、共有されることで、多くの人の避難や、救助活動の際に活用することができるのです。なお、通行実績データには個人情報を特定できるデータはすべて排除しております。
2004年、インターナビでの災害情報提供が始まりました。当初は目的地までのドライブに影響する、災害気象情報提供することを目的として、スタートします。その後2007年には、豪雨地点予測や凍結、地震といった情報の提供を追加します。
2009年に地震情報の機能を強化しました。震度に応じた色分けされたカラータイルの機能や、津波注意報、津波警報、大津波警報の段階によってイラストを分けて表示する機能が開発されます。これらの改善には、ドライバーが運転中にもどのような警告が発生しているのかを知ることがより分かりやするという目的があります。「位置情報付き安否連絡」も同時に同時にスタートしています。
こうしたインターナビ会員向けのサービスとともに、行政や研究団体と協力してフローティングカーデータの通行実績データを活用した災害対応にも着手いたしました。
2004年に発生した新潟県中越地震では、共同で災害時に通行可能な道路を把握できるかといったことを実際に検証しています。また、2007年に発生した新潟県中越沖地震においては、防災推進機構と共同で通行実績マップを初めて一般公開いたしました。翌2008年に岩手・宮城内陸地震では、インターナビ単独で通行実績マップを公開しております。
2009年には、救援・避難の情報支援を目的として、通行実績マップを発展させた 「災害時移動支援情報共有システム」をインクリメントP・ゼンリンデータコムと共同にて運用しております。地震発生翌日に通行実績マップを公開、3日後にはGoogleマップにも掲載。
このようにインターナビはドライバーの安全のみならず、防災の観点からも重要な情報をお伝えしてきた歴史があり、今後も継続していく次第です。最後に、新潟県中越地震、岩手・宮城内陸地震にて被災された皆様、ならびにご家族、ご関係者の皆様には謹んでお見舞いを申し上げます。被災地におかれましては、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
インターナビは、装着車の走行情報を集めて交通情報として配信することを世界で初めて実用化いたしました。Hondaだけの膨大な交通情報の蓄積があり、車載のカーナビではなく、インターナビ情報センターの高性能コンピュータで分析した高精度なルートや防災情報を、通信で車載のカーナビに送るHonda独自の通信型ナビです。
インターナビを実際に体験したいという方は、店頭にインターナビ搭載の試乗車がございます。皆様のご来店を心よりおまちしております!!